2010/10/10

Climb The Mind/ほぞ


Climb The Mind「ほぞ」Trailer (別バージョン)

Climb The Mind | Myspace Music Videos



Climb The Mind 「ほぞ」Trailer

Climb The Mind Myspace Music Videos



Climb The Mind / ほぞ
STIFF SLACK/STSL-44
CD 2,000円 (tax in)
10.10.10 on sale
10.01よりstiffslack先行発売!!!

1.ベレー帽は飛ばされて
2.萎れた栞
3.教えて、とろ
4.壁の植物
5.灯油
6.ほぞ
7.困ったサンは背中を押されて
8.散髪の翌日
9.空から聞こえたんだ
10.つげ

名古屋の至宝3ピースバンド、Climb The Mindのセカンドアルバム。
08年4月に発表した「よく晴れた朝は地下を探索しに出かけよう」の方法論を更に掘り下げ昇華させた彼らの到達点。
爪弾くフォーキーな楽曲のフィーリングとエモーショナルロックインフルエンス直下型の変則拍子と稀に激情する鳴りとの掛け合わせ、ボーカル含め楽器個々の主張し合う音の配置、聴き手を焦らす高めに設定されている楽曲内の感情の沸点、山内幸次郎(Vo/Gr)の紡ぐフィクションとノンフィクションの絶妙な境界線を行き来する個性豊かなリリックは、まるで短編小説を読み上げていくような世界観を醸し出していてもはや文学。そして、それをギターロックフォーマットに組み込む技はまさに天職。

■推薦文
久しぶりに会った女の子がびっくりするくらい綺麗になっていることがある。思い出と、今までの時間。自分の思いがそうさせるのか、彼女自身の過してきた時間がそうさせるのか、それは分からないけど、僕はそこに物語を見る。
自分で作った物語は、自分だけに優しく、美しい。climb the mindはそんなバンドだ。高級レストランの贅沢な食事も良いけど、やっぱり一晩煮込んだ家のカレーには敵わないように。色んな人に優しく、色んな人の特別であり続けている。確信犯的に力強い。泣けるやん!
山口将司/BED

climb、凄いですね。自分がやるべき事を凄くわかってらっしゃる。至極自然に。
是自然に出来るようになると、バンドって強固な一塊になるんだよなぁ~
山内くんの化けの皮が剥がれた快作だと思う。うんうん。凄い。
藤本大輔/BALLOONS

USエモ・インディーロックを彷彿とさせる丁寧に創り込まれた楽曲を基盤にしながらも Climb The Mindでしか鳴り得ないであろう和心を注入した独特なセンス溢れるロックサウンド。
そして、何よりも優しさや人間味溢れる暖かさを感じさせる唄が本当に素晴らしくすーっと 心に響き渡るこの感じ、かっこいいなあ。早く出会いたいです。
佐藤洋介/malegoat

気づけば前作「よく晴れた朝は地下を探索しに出かけよう」からもう2年半。正直このアルバムが好き過ぎて僕の中ではclimb the mindにもう新しいアルバムなんて必要ないってずっと思ってた。でも、軽々と、超えた。好きに限界はないのか。こんなに心揺さぶられるアルバム、絶対ない。
辻友貴/cinema staff

僕が小学生の頃、赤い電車に乗っておじいちゃんの家に遊びに行くのが月に一度の楽しみだった。一人暮らしだったおじいちゃんは、僕が行くと凄く嬉しそうに笑ってくれた。僕もそれを見て凄く嬉しかった。名古屋市南区のどこにでもあるような思い出。
climb the mindの新しい音源を聴き終えた後、僕は何故かおじいちゃんの家に行ってみたくなって車を走らせた。場所なんて覚えちゃいないけどなんとかなるもんだ。記憶をたどってたどり着いた南区浜田町。おじいちゃんの家は15年という隙間を一瞬で切って貼ってくっつけた。ただボーっと無人の家の前で立ち尽くす31歳男。完全にアウト。ハザードをたいたままの車からはclimb the mind。僕はたまらなくなって車に戻った。僕の「ほぞ」はこんな衝動。
柴山順次/ONE BY ONE RECORDS

世界の人口が急に半分になったりしても、それとは関係なく彼らの作るセカンドアルバムはこうなっていたことでしょう。無心なクラフトマンシップそのものが縁側に座布団で腰掛けているような、しんしんと静かな居住まいの名作バラード集。
喜怒哀楽のどっち向きなのか自分でわからないままとにかく泣けてくる混濁色の情動のひとつづり。よろしくお願いしますといって耳と時間を預けたら、あとは黙ってフィナーレまで連れていかれるのを待つのみ、そしてもう一周。おっとこれは前作が出た時とまったく同じサイクル!多分また、細部まで脳に焼きついてCDがいらなくなるくらい(もちろん大事に持ってますが)聴き込みます。
杉山明弘/DOIMOI

言葉も全てのメロディも胸の奥まで沁み渡る そしてささくれ立ったリズムは胸の奥に突き刺さる
塚本純/AS MEIAS

柱と梁の継ぎ目の突起。母と子を繋ぐヘソ。
小さくて少し不恰好だけれど、無くてはならない「ほぞ」。
Climb the Mind そのものじゃないか。
ギター、ベース、ドラム、そして歌、唄、詩、うた。
聴けば心地よい風が吹き抜ける。
2010年の極上フォークソング集。
塩川剛志/BALLOONS, L.E.D.

『山奥にひっそりと植えられた苗は雨と太陽に育てられ、やがては一際目立つ大木になった。季節が移ろう毎に表情は変わり、時には息を白くして、ゆっくりと呼吸をしている。目の前でその姿を見上げてみれば、それはそれは美しくも力強くて、息を飲む程に圧倒的な存在であった。』
僕の中で、クライムザマインドとはつまりそういう事だ。
そんな彼らから送られてきた10(曲)の新しい物語に、僕は何度ものめり込んだ。もし僕がどこかへ行ったきりになったらその時はそっと、これも棺の中に入れてくれないか。いつまでも持っておきたい、大切なものだから。
内田健太/sora,killie

俺の知ってる奴の中で1番の歌う詩人。本を読むように聴くとすごく良い感じ。
五味岳久/LOSTAGE

愛知のバンドの人は自分も含めシャイで内向的な人が多いような印象があります。ボーカルの山内さんも例に漏れず、話をすると返ってくる返事は言葉少なく、いい加減で、本心がなかなか分からなかったりするのですが、頭の中ではこんなにも等身大で壮大な宇宙が拡がっているなんて。本当に変態だなと思います。
今回のアルバムでその宇宙はさらに拡がり、完全に言葉と音を自分達のモノにしたような印象を持ちました。これまでの音源も素晴らしかったけれど、climb the mindが本当にヤバくなるのはこのアルバムからのような気がします。 笑って泣けるアルバム。
五味秀明/THE ACT WE ACT, dOPPO

もう嫌になるんですよ。毎回、音聞くたびにClimb The Mindに浸る毎日毎日。巨大に歪な不細工すぎるはずの表現に、この突き抜けるような優しさ。伝え方がオリジナルだなんてそんな生ぬるいもんじゃなく、彼らにしか許されなかったスタイルにすら感じる。「ほぞ」、今回もまた最高に不細工で優しい。もう嫌になるんですよ毎回、毎日。
脇田 将行 / miscorner/c+llooqtortion



http://www.climbthemind.com/
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